読書

【ネタバレ注意】『君の膵臓をたべたい』の感想を書いていくよ!

はじめに

みなさんこんにちは。

今日は『君の膵臓をたべたい』の原作小説を紹介します。

映画化もされていますし、有名な作品だと思います。

映画を観たし、今度は原作読んでみたい!
表紙がキレイで気になる!

そんな人も多いと思います。僕も映画こそ観ていないですが、タイトルに惹かれて原作を買いました。

『君の膵臓をたべたい』はこんな人にオススメです。

  • 映画を観て気になっている人
  • 青春小説を読みたい人
  • スラスラ読める小説を探している人

僕の感想をまとめると以下の3つです。

  • 病気の設定がフワッとしすぎている
  • 人が亡くなれば悲しいのは当たり前
  • 衝撃の展開!

これから『君の膵臓をたべたい』を読もうか迷っている人の参考になれば幸いです。

僕の感想を読んで不快に思われる方もいるかもしれません。ごめんなさい。

まず、批判してるレビューの方々の心象を察するに、この作品が合わない人も一定数いると感じる。

物事を全て批判的に捉える方、柔軟な思考ができない方などは、ポジティブな感想を得ないだろう。

引用: Amazon 君の膵臓をたべたい 小説レビューより

「こいつ、ネガティブな感想ばっかりじゃん!」と思われた方は、上記レビューを思い出してください。

『君の膵臓をたべたい』のあらすじ

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、 彼女の余命が膵臓の病気により、 もういくばくもないと書かれていて一。
読後、きっとこのタイトルに涙する。 「名前のない僕」と「日常のない彼女」 が織りなす、 大ベストセラー青春小説 !

引用: 君の膵臓をたべたい ウラスジより

あまり積極的に人と関わろうとしない男子高校生と天真爛漫だけど余命僅かな同級生女子との不思議な関係を描いた青春ストーリーです。

ハッピーエンドとは言えないですが、後味が悪いわけでもありません。

それでは感想を書いていきます!

病気の設定がフワッとしすぎている

本作のヒロインは膵臓の病気という設定になっています。

もう少しちゃんと調べてみると、膵臓の病気だけど架空の病気みたいなフワッとした感じでした。

読んでいて、膵臓の病気でフワッとしているところが引っかかってしまいました。

僕の祖母は膵臓癌で亡くなりましたし、飼っていた犬は膵炎で亡くなりました。

僕は別に医者でもなんでもないですが、膵臓の病気にはけっこう馴染みがあります。

僕の経験から膵臓の病気は死ぬか生きるかの状態になって初めて見つかる病気が多いように思います。

ヒロインの咲良も死を意識して生活をしていたはずです。

本作において一番大切なテーマであろう『死』の部分がぼんやりしてしまっているのはシンプルに残念です。

『君の膵臓をたべたい』というタイトルのために膵臓の病気を咲良に背負わせたのでは? とさえ思ってしまいました。

せっかくヒロインはいいキャラクターをしているのに、彼女の背後にある重要な部分がぼんやりしているのはなぁ、というのが正直なところです。

人が亡くなれば悲しいのは当たり前

僕が『君の膵臓をたべたい』を読んで一番初めに抱いた感想は、「人が亡くなれば悲しいのは当たり前だろ!」です。

なんというか、「ほら、咲良死んじゃったよ。悲しいでしょ。人が死ぬってこんなに悲しいんだよ」みたいな感じがプンプンしました。

ストーリ的にヒロインが死んでしまうのは既定路線ですが、なんというかね。

こんなことを書くと怒られそうですが、「読者を欺いてやろう!」みたいな展開だな、と思ってしまいました。

ヒロインをここまで育ててきて、そんな方法で!

たしかに、「ええっ!」と声を出してしまいましたからね。なかなか衝撃的な展開ですよ。

衝撃の展開!

衝撃の展開です!

僕が人に『君の膵臓をたべたい』を薦めるなら、この言葉を前面に押します。

恐らく賛否両論あったであろう展開です。

しかし、これだけ売れたのはタイトルだけでなく、アッと驚く展開があったからだと思います。

まとめ

今回は『君の膵臓をたべたい』の感想を書いてみました。他の人の感想を読んでいると、自分は捻くれているのかな、と不安になります。

今回書いた感想はあんまりポジティブな内容ではないような気がします。でも、自分の思ったことを正直に書けました。

みなさんもよかったら読んでみてください!

最後に『君の膵臓をたべたい』に似た雰囲気の本を紹介します。

木皿泉さんの『昨夜のカレー、 明日のパン』です。

『君の膵臓をたべたい』はヒロインが亡くなるまでにスポットを当てていますが、『昨夜のカレー、 明日のパン』は主人公(テツコ)の旦那さんが亡くなったあとにスポットを当てています。

『君の膵臓をたべたい』が泣ける話なら、『昨夜のカレー 、明日のパン』はほんわかする小説です。タイトルの意味も読み進めるうちに分かりますよ!

僕はぶっちゃけ、『君の膵臓をたべたい』よりも『昨夜のカレー 、明日のパン』の方が好きです。

『君の膵臓をたべたい』が好きな人なら、『昨夜のカレー 、明日のパン』も面白く読めると思います。

よかったら読んでみてください!

それではノシ!

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