はじめに
みなさん、こんにちは。
今日は読書感想文にオススメな小説を6つ紹介します。
読書感想文はどんな本を読めばいいのか分からないですよね。
僕も今でこそ本を読むようになりましたが、学生時代はまったく読まず、何の本で読書感想文を書けばいいのか分からなくて悩みました。
そこで今回は、大人になってから思う「この本で読書感想文書けばよかったな」という本を紹介します。
読書感想文オススメの本6選
作品名 | 作者 | ページ |
坊っちゃん | 夏目 漱石 | 181p |
蛇行する月 | 桜木 紫乃 | 189p |
夏の庭 The Friends | 湯本 香樹実 | 209p |
カラフル | 森 絵都 | 249p |
夜のピクニック | 恩田陸 | 447p |
世界の果てのこどもたち | 中脇 初枝 | 463p |
これから読書感想文を書かないといけない人の手助けができれば嬉しく思います。
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坊っちゃん
夏目漱石の坊っちゃんです。
主人公は四国の学校に赴任してきた先生です。
嫌がらせをしてくる生徒、悪党な教頭たちなど面倒なことばかり発生します。
主人公はそんな面倒ごとに対し、「親譲りの無鉄砲」さで次々立ち向かっていきます。
波瀾万丈の日々を綴ったユーモアあふれる作品です。
今の小説とはずいぶん違うため、多少読みづらいかもしれません。
それでも夏目漱石のリズムに乗った文章のおかげで読みやすくなっています。
夏目漱石に対し、気難しい顔写真のせいでお堅い感じの人という印象を抱いている人も多いと思います。
でも坊っちゃんを読めばその印象も変わると思いますよ。
蛇行する月
帯には「女性営業が選んだ女子にに読んでほしいオススメ本!」と書いてありました。
僕は男でしたが、十分に楽しく読めましたよ。
内容ですが、和菓子職人と駆け落ちした順子、その子供の暮らしにスポットを当てた作品です。
幸せとは何かを考えさせられますね。幸せとはお金なのか、愛情なのか。それとも世間体なのか。
学生のころに読みたかったですね。
これで読書感想文を書いたら書きごたえあるだろうな、と思いました。
夏の庭 The Friends
死について考えさせられる本です。
少年3人は近所に、「もうすぐ死にそうな老人がいるから観察しよう」と計画します。
少年たちはおじさんの家を張り込みました。次第におじさんとの交流が始まります。
おじさんとの交流を通じて、少年たちはいつか無くなってしまうもの、いつまでも無くならないものを学んでいきます。
死とはなんなのか、小学6年生の男の子3人が真剣に向き合う作品です。
この作品は死という一見重いテーマを扱っていますが、いい意味でとても読みやすいです。
まさしく名作です。
「死んだらどうなるのか」は誰しも考えたことがあると思うので、自分事に置き換えやすく感想文も書きやすい作品だと思います。
カラフル
学生に読んで欲しい小説ランキング的なものには毎回ランクインしている名作です。
生前に罪を犯した主人公のぼくは天使のボスの計らいにより、輪廻のサイクル復帰への挑戦権が与えられます。
ぼくの魂は天使の力で自殺未遂をした少年、真の体にホームステイしました。
そしてホームステイが終わるまでに、ぼくのした罪の内容を思い出せば輪廻のサイクルに復帰できるわけです。
生と死、家族の在り方など考えさせられます。
なにより、文体が軽くてとても読みやすいです。普段本を読まない人でもきっと楽しめると思います。
若干、説教臭いというか、そんな感じの部分もありますが面白いですよ。
夜のピクニック
本屋大賞を受賞した作品です。
全校生徒が夜遠し歩くという高校のイベント「歩行祭」が舞台です。
3年生の甲田貴子にスポットを当てて話は展開されていきます。
貴子の賭けた小さな思い、学校生活の思い出、未来への希望などとにかく青春溢れる小説です。
夜を徹して歩くというイベント感も最高です。
前半は正直言って読みにくいです。でも後半は面白いですよ。最後は止まりませんでした。
しまったな、学生の頃に出会いたかった! と思う小説です。
これは学生のうちに読んでおいた方がいいと思います。
世界の果てのこどもたち
戦争をテーマにした作品です。
珠子、茉莉、美子の少女3人は戦時中の満州で出会います。戦争をきっかけに出会った3人ですが、終戦とともに3人もバラバラになってしまいます。
戦争の怖さがひしひしと伝わってきます。また、教科書には載っていないようなこともストーリーに組み込まれています。
戦争はダメだ。そんな風にみんな言いますが、これを読むと戦争の悲惨さが文章を通じてヒシヒシと伝わってきます。
戦争なんてしても、だれも幸せにならないんだなと痛感します。
感想文もとても書きやすいと思いますよ。
まとめ
今回は読書感想文にオススメの本6選を紹介しました。
読書感想文オススメの本6選
作品名 | 作者 | ページ |
坊っちゃん | 夏目 漱石 | 181p |
蛇行する月 | 桜木 紫乃 | 189p |
夏の庭 The Friends | 湯本 香樹実 | 209p |
カラフル | 森 絵都 | 249p |
夜のピクニック | 恩田陸 | 447p |
世界の果てのこどもたち | 中脇 初枝 | 463p |
読書感想文は面倒だと思います。
でも面白い作品に出会えれば多少は楽に感想文を書けるようになると思います。
今回紹介した本は面白いうえに感想文を書きやすいものばかりです。
よかったら今回紹介した本で感想文を書いてみてください。
それではノシ!