はじめに
みなさん、こんにちは。
人との会話が苦手なんだよね。
初対面の人と何を話していいのか分からない!
会話の続け方が分からない!
人とのコミュニケーションは難しいですよね。
そんな人にはすばる舎から出版されている永松茂久さんの『人は聞き方が9割』という本がオススメです。
この本には松永さんのレストラン経営などの経験から、どうすれば人とのコミュニケーションがうまくいくのか特に聞き方にスポットを当てて書かれています。
この本を読めば、どのようにコミュニケーションを取ればいいのかヒントを得ることができると思いますよ。
きっと人とのコミュニケーションが楽になるはずです。
すべての人が一番初めに求めているもの、それは安心感である
引用:14ページ
この本の軸はとにかく安心感です。
人はみんな話したい生き物と書いてありました。
ではどんな人とコミュニケーションをとりたいかと考えてみると、それは攻撃的ではない安心感を与えてくれる人だと思います。
常に安心感を与えることを意識することが大切ですよね。
安心感を与える具体的な策は書いてありませんでしたが、ヒントになる部分は本著の随所に散りばめられています。
一番わかりやすかったのは北風と太陽のたとえです。
その人に自分の思いばかりを一方的に話したり、自分の考えばかりを押し付けるのは北風タイプ。
これに対して、相手の話を小さなことから真摯な態度で、まるで毛布で包みこむように温かく傾聴していくのが太陽タイプ
引用:89ページ
会話をするうえで大切なのは相手の考えをむやみやたらに否定せず、優しく受け止めてくれる人だと思います。
僕の周りを見ても、人の集まる人はおしゃべりな人よりも、話をちゃんと聞いてくれる人のような気がします。
相手の「話したい!」という感情を尊重することが聞き方の土台になるわけですね。
きっと話したくなる『魔法の傾聴』
魔法の傾聴
- 表情
- うなずき
- 姿勢
- 笑い
- 感嘆+賞賛
人がもっと話したくなる聞き方として5つのコツが書いてありました。
最後の感嘆+賞賛は、「おー!(感嘆)スゴイですね!(賞賛)」を言います。
文字でみるとオーバーに見えるかもしれませんが、実際に言われたら嬉しいと思いますよ。
僕がこの中で一番「確かに大切!」と思ったのが笑顔です。
今まで大勢の人前で発表する機会もありましたが、みんな真顔で聞いていて、とても不安になります。
自分の話している内容はおかしいのかな?
なにか間違っていることいったのかな?
そんなにつまらないこと言っちゃったかな?
そんな風に思うことも多くありました。これは1対1の会話でも当てはまることだと思いますね。
やっぱり面白いとか関係なく笑ってくれたら嬉しいですよね。
こうしてみると、当たり前のことが並んでいる気がしますが、実はできていないことも多いような気がします。
まずは嫌われないことを!
「人は誰しも、なんらかの不安を抱いている。まずは相手に好かれようとたくさん話すことより、その不安をなくしていくことの方が先である」
引用:87ページ
けっきょく人とコミュニケーションを上手に取るには「嫌われない」に行き着くのでしょうか。
まずは「いい人」だなと思ってもらわないとですね。
嫌われない聞き方とは?
嫌われない聞き方
- 違う意見の人を否定しない
- 自分の常識を押し付けない
- 話す相手と競わない
- 結論を焦らない
- 答えや解決策をはじめから言わない
- さえぎらない、話を変えない
- 心を折るツッコミはしない
- 干渉しすぎない
- 「ここだけの話」は絶対、人に言わない
僕が気を付けないといけないな、と思ったのは1番の『違う意見の人を否定しない』です。
言葉の頭に、「いや」や「でも」と付けると否定になってしまいます。あなたの周りにも逆接から会話が始まる人もけっこういると思います。
僕も無意識に「いや」から始めてしまうことがあるので、これはちゃんと意識しないといけないな、と思いました。
身近な人からチャレンジ
まずはあなたの身近な方、大切な方、「この人の話を聞きたいな」と心から思える方から聞き方チャレンジを始めてください。
引用:142ページ
いきなり気難しい人や気が合わない人にチャレンジをするのはオススメしていません。
どうしても合わない人に聞き方のチャレンジをしても、エネルギーと時間の浪費と書いてあります。
「相手への思いやりを大切に」ベースに書かれた本書ですが、最後は自分の時間を大切な人のために使おうと書いてあります。
とにかく愛想を振りまくのではなく、きちんと線引きをする必要がありますよね。
まとめ
今回は『人は聞き方が9割』という本を紹介しました。
この本には人の話の聞き方が詰まっています。
読んでみると、人との会話の基本が丁寧に書かれていますよ。
ちょっと意識すればすぐにできそうなことなので、少しずつやってみたいと思います。
みなさんも読んでみてください。
きっとコミュニケ―ションが楽になると思いますよ。
それではノシ!