登山にもマナーがある!
みなさんこんにちは。
今回は登山のマナーについて紹介します。
会社や学校、はたまた地域によってもルールやマナーというものがあると思います。やっぱり、山にもそういうのがあるんですよね。
だけど、実際に行ってみて何かトラブルになったらどうしよう、という不安を抱えている人は多いと思います。
そこで今回は『技術』が原因によるトラブルではなく、『人』が原因によるトラブルを未然に防ぐため、また『山』を守るためのマナーを紹介していきたいと思います!
- 挨拶をしよう!
- 登山道では登ってくる人が優先!
- 休憩所では譲り合いの精神を!
- 自然を大切に!
以上の4つについて紹介したいと思います!
これだけ知っていれば、登山客同士でのいざこざを防げると思います。これから登山を始める人の参考になれば幸いです。
挨拶をしよう!
山でのマナーとして、「こんにちは」と挨拶をしましょう。挨拶は山において一番基本的なマナーです。
鬱陶しいな、と感じる人もいるかもしれませんが、やっぱり挨拶は気持ちのいいものです。
では、なぜ挨拶をする必要があるのか。これに関しては色々な答えがあり、みんな正解だと思います。
僕の思う挨拶をする理由は、もし遭難した際、挨拶をすれば他の人に印象が残り、「ああ、あの人ならこの辺りですれ違いましたよ」と、捜索範囲を絞ることができるかもしれません。
もちろん、これは少々突飛な話かもしれませんが、山では何が起こるか分かりませんからね。
挨拶をしたおかげで助かった、なんてことになるかもしれません。
それに、挨拶はされて嫌な気持ちにならないですからね。
ただし、絶対に挨拶をしないといけないわけではありません。100人の集団登山客に対し、一人ずつ丁寧に挨拶していたら、山頂に着く頃には喉が潰れてしまいます。こういうときは黙礼でもいいと思います。
臨機応変に対応していきたいものですな。
基本は、挨拶をしようということです。
登山道では登りが優先
車でいえば、追い越し車線は右車線! というルールがあります。
山道に関しては、登ってくる人が優先です。あくまで基本ですが。
理由としては、登りの方がしんどいからです。
また、下りの人を急かして転倒事故になってしまった、みたいなことを防ぐためという理由もあります。
これに関しても、臨機応変です。譲り合い精神です。
以前、下山している際に僕の前を歩く女性が、登ってくるおばさんとすれ違うタイミングで、「ちょっと、あんた! 登り優先でしょうが!」と怒られていました。
マナーはそうだけど、それで怒るのはどうなのかな、と思います。
今度は、僕が登ってくるおじさんに道を譲ると、「いいよ、先降りてきて! まだまだ登ってくる人いっぱいいるから、いつまでたっても下山できないよ!」と先に譲っていただきました。
僕は、「ありがとうございます」と言ってゆっくり下りました。
本当に臨機応変です。
休憩所では譲り合いの精神を
登山道の途中や山頂に、ベンチがある山は多いと思います。
しかし、休憩スペースのキャパを上回る人が押し寄せることはけっこうあることです。
適度に休憩をとったら、切り上げて登ってくる人に譲りましょう。
また、山頂で料理して山飯だ! なんてことに憧れている人もいることでしょう。僕もそのうちの一人です。
しかし、山によっては火気厳禁という山もあるので事前に調べておきましょう。
自然を大切に
これが一番大切かもしれません。
ゴミを捨てる
ゴミを捨ててはいけない! というのは山に限らず普通に生活を過ごすうえで大切なことだと思います。
ゴミを捨てないためには、持ち込まないことが大切だと思います。
タッパーやジップロップに持ち物をまとめれば、繰り返し使えてゴミになりません。
あとは、トイレですね。
登る前に済ませておきましょう。登山道や山頂にトイレが設置されている山は少ないですからね。
また、場所によってはトイレットペーパーがないこともあるので、トイレットペーパーも持っていった方が安心です。
コースのショートカット
コースを歩くことによって地面が踏み固められ周囲より低くなります。そこに雨が降って水たまりができると登山客はどう思うでしょう。
「そうだ、水たまりを避けよう!」
コースからちょっと逸れて歩いたとしましょう。そうすると、山の裸地化が進んでしまいます。
結果として、山が荒れてしまうことになります。
登山靴なら多少の水でも大丈夫です。正規のルートを進みましょう。
また、ストックは知らず知らずのうちに林緑の植物を傷つけてしまうことがあるので、ストックを使う際は、必ずラバーキャップを付けましょう。
植物を盗掘
高山植物をはじめ、山の植物を持ち帰るのはマナー違反です。
こういった植物は、案外人の手によって管理されていることが多いです。
持ち帰ることは控えましょう。また同じく植物の持ち込みもしないように気を付けましょう。
例えば山頂でスイカを食べ、種をマシンガンの如く、「プププププ」と吐き出したとしましょう。
その結果、山頂がスイカまみれになってしまった! なんてこともあるかもしれません。
そうなると、生態系に影響を与えますよね。
もちろん、極端な例です。
ただ、可能性としては無きにしも非ず。植物を持ち帰らないと一緒に、持ち込まないという考え方も必要です。
植物を盗らない、持ち込まない。
まとめ
今回は山でのマナーを紹介しました。
近年のアウトドアブームで、山に登る人が増えたように感じます。山好きとしては嬉しいことです。
しかし、僕たちはあくまでも山に登らせてもらっている立場です。山に影響を与えないように気を付けましょう。
また、ちょっとした心配りでみんなが気持ちよく登れるようになります。
人にも山にも配慮して、山登りを楽しみましょう。
それではノシ。